Friday, 16 November 2007

Enough is enough...?

遂に雪が降って、本格的な冬が到来。それにしても車で5-10分走ったところでは積もっていない。ところが逆方向に走ったら積もっている。同じ様な半径でこんなにも違うとは!

日本で、元役人や大企業の重役が証人喚問を受けたり、賞味期限改竄等が問題になっている老舗・名門企業が次々に出てきたり、同じ様なニュースが多くてちょっと食傷気味になる。国会に呼ばれている証人の一人は相当疲れた顔をしている。なんでも、多額の不透明な金銭授受やゴルフ・料亭接待が問題になっているようだ。それに加えて、妻や娘にも便宜を図ってもらったらしい、ゴルフセットとか米国留学手伝いとか。無論咎がある。他方、不正ではあるが「家族サービス」も行っていたことを知ると、少し人間的な部分が垣間見えて、余計に哀れに思う。ところで児童虐待なんかもよく報道されるが、その中でも、離婚後に愛人なりができて、その人との親密性を求めるあまり、子供が邪魔になって虐待したという事件も少なくないが、この種の矛盾とも少し共通性がある気がする。

以前、知人が、彼女自身が属する団体でのボランティア活動のことをチラッと話していたのを聞いた。親族と共に会社経営をするその人は恒常的に人事に携わっているのだが、「自社の有給職員の仕事に対する情熱や献身的態度を、その団体のボランティアの人々のそれらくらいにする為にはどうしたら良いだろう」、というような主旨だった。この例だけ見れば、情熱と金銭の関係は比例しないと言える。

いずれにしても様々なことが起きていて、興味深い。いつの時代もきっとそうだったから一喜一憂する必要も無いはず。もっとも、「いつも通り」のことが、少しずつ変化しながら今日というかたちになっていることは忘れないようにしたい。さもなくば我々は今日でも狩猟採集に勤しんでいても不思議ではない。だから物事に関して「そんなもんだよ」というのは楽だけれどもちょっと無責任な気がする。

end

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