Tuesday, 27 March 2007

花と昆布と「気付き」

以前オランダで買ってきた「ジャンボ・アマリリス」が元気に咲いている。花はかなり大きい。片手じゃとても収まらない。大きくて目に入るからアマリリスについて書いたが、いつもは近くに花があっても気が付かない時がある。きっと花だけじゃない。他の多くの物事にも気が付かないまま過ごしていると思う。Knowledge is power. と言ったり Ignorance is bliss. と言ったりするが、両方とも的を射ていると思う。

昆布を食べた。普通の昆布じゃない。ガゴメ昆布。函館のお土産。ネバネバしている。納豆のようだ。以前この昆布に少し関係する仕事をしたことがあって、いつか食べたいと思いながらもこれまで食べずにいたから、なかなか嬉しかったし美味しかった。白ご飯が更に美味しくなる。未知の物と言うと大袈裟だけど、食べて良かった。ポン酢で食べた。

パウロ・フレイレという人が、「気付き」について云々言っていた。さわりの部分をチラッと読んだことがあるが、なるほどと思った。かなりかいつまんで書けば、現状を全てとせずにその周囲に目を向ける、つまり意識が向けられる事によってより文化的な生活をするようになるという主張だったと思う。最近社会学系の本を読んでいる。改めて確認した事もあったが、新しい視点を知ることができて、知的好奇心がかきたてられるから面白い。同時に自分の無知に再び気が付く。まあ気付きがあるから良いかなと思う。

<了>

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