米国について10回も書くなんて。
今回の滞在は長くなかったけど、そして一部しか見ていないけど、とても有意義だった。久しぶりの米国。言葉が分かる状態で行った初めての米国。
やっぱり超重量級の人は少なくなかった。あれだけ飲み食いすればああなるだろう。
また、食べ物が大きく、甘い。それは構わない。
あと、大量生産大量消費(浪費)は文化となっている。
しかし何よりも、人々はフレンドリーだった。それが一番の印象。そして他人同士がいろんなところで、普通に言葉を交わしている光景が多くみられた。笑顔の会話だ。イギリスにいる人と全く違う。
バスの中、飛行機の中、空港などで、他人同士がそれはそれはよく話す。その何気ない会話には、どうでもよいことがたくさん含まれている。例えば空港内の店で何か買った人が、パッケージが要らないと言って店員に戻す光景があった。その時に、パッケージがあるとすぐ使えないし、このパッケージはなんだか固くて大きいからじゃまになるし、なんていうこと。店員もそれに応じて、私でも要らないと思う、確かに大きいから、なんていう反応。バスの中でも、昔のバスは車内に電光掲示板があって、次のバス停の名前が表示されたけど、今はその会社が潰れてしまって掲示板も無くなった、この辺のバスは古いバスばかりになったんだ、とか、教えてくれる。
ちょっと文脈は違うが、学会発表でも少し共通点があるように思った。発表内容はものすごいことではないように思った。問題はdeliveryだ。説得力がある。話がうまい。大した内容ではなくても。熱が入っている。ラポートがある。結局そこだろう。相手に伝わるかどうかが、発表会では鍵となる。
また米国にはユーモアもある。イギリスと違って、誰でもが分かるユーモア。イギリスだと、前提となる知識が必要だったりする、歴史とか、時事問題とか。米国で、例えば飛行機の離陸が遅れた時、機長が冗談を言って和ませる「地上スタッフの賃金を上げたら、もっとテキパキ動いてくれるかも」とか言っている。着陸が予定より早かった時も、乗客たちが急いで降りようとするのを制するように、「早く着いたんだから落ち着け、何時だと思っているのか、15分も早く着いたんですよ」なんて言って、乗客たちがまた和む。
そういったところはやはり良いところだと思う。
短期滞在だったから、上辺しか見ていない。だから機会があれば、もっとじっくり見てみたい。また行ってみたいと思う。
さぁ来週からしばらくの間セミナー・シリーズだから、しっかりやってしっかり証書をもらおう。
end
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