金融法案云々の話は昨日書いたけど、この影響が少なからずいろんな国で観察できるということで、かつてのアジア金融危機のようだ。例えば、米国の金融機関から借りていたお金を運転資金にしていた会社の資金繰りが悪くなるとか。とにかくグローバル経済は悪影響を持ちうるということは分かっていても、同じ轍を踏んでしまったみたい。
日本にはバブルがあった。経験したことは無いけど、一応経済学をチラッと勉強したことがあるから、そして今でも何かにつけて言及されるから、バブルの膨張と崩壊が大きな意味と影響を持ったことくらいは分かる。さてこのようなバブル的なことは、これからまた起こるだろうか、日本で。多分当分の間は無いんじゃないかと思う、あれほど極端なものは。なぜならやはりまだその悪影響が語り継がれているからじゃないかな。内外のメディアで。そこへきて少子化だ、高齢化だ、ということで、日本国内でバブルが再来することは多分当分無いと思う。
しかしバブル的なものに吸い寄せられる人々は、必ずまた再生産されるのが理。じゃあそういう人はどこで資金運用をするか、否、むしろ、どこの国でどのように資金運用を委託するか(信託する人が多いから)。それは必然的に歴史の無い国になることが多い。これらの国々では、青天井でやってしまうという勢いがあるから、それに乗じるということになる。
それの典型がドバイじゃないかな。高さ1,000mを超えるビルを建てるというニュースがあった。正しくバベルの塔じゃないか。旧約聖書に出てくるやつ。あれは崩れたということになっている。
上記全て、之structurally isomorphicということか。ドバイの場合、米国の場合はちょっと違う点もある。というのは、(やがて)末端で被害を受ける人々が、それに対する不平不満をぶつけるところが遠すぎて、あるいは不明で、どうにもならないということ。イスラミック・バンクはこの点で違う面もあるが。まあ金融機関は米国でさえ保護されるわけだから、結局は投資者の責任ということになるので、厳密に言えば、構造的にneo liberal economyはmythであると断言できる。
下は、バベルの塔

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