Tuesday, 14 October 2008

Getting the point across...

いわゆるhard issuesをここには書かないつもりでいたけど、どうもそちらの方へ傾斜してしまう。というわけでDPRK。Democratic People's Republic of Korea、つまり北朝鮮…。

米国によるテロ支援国家解除がなし崩し的にされて、何とも言えない展開だ。週末に発表すると言うのにも、何か意図を感じる。あまり報道が大きく為されないとか。

米国は金融危機もあって迷走している。一体どうなるのだろう。安住してきた超大国の座も、少し怪しくなるかもしれない。しかし米国は強い。日本人のノーベル賞受賞者のうち二人は米国に住んでいる。曰く研究等に対する自由の度合いがとても高いということだ。もちろん全員にこれが当てはまるとは思えないが、それでもやはり求心力として働くに違いない。

そして米国が嫌いな人であっても、何人であっても、本当はアメリカンドリームのようなものを自ら体験できたら最高だ、なんてことを心のどこかで思っているはず。

閑話休題で北朝鮮。不可解な国なので、正攻法が通じない。これが一番厄介だ。異種格闘技線で、正統派の空手家がわけのわからない格闘技の使い手に対して悪戦苦闘するというのに似ている。主張する外交の重要性が、日本の為政者だけでなく一般市民によっても指摘されているようだ。発信するのは良いとしても、発信する内容物があるのかどうかについては甚だ疑問。

これ如何に。憶測であるが、地理的文化的な要因があるだろう。閉鎖性、というか異なるものに対する需要能力が低い。ふと思ったのだけど、日本の電車やバスの席がまばらに空いている時、それらがなかなか埋まってゆかないのを見て不思議に思ったことがある。憚られるような感じで。

というわけで他者との接触が比較的少ないために、阿吽の呼吸が存在し、それが円滑な社会関係を実現させている一方、主張する必要はそれ程強くないのではないだろうか。

裏付けや論理が欠けた、あるいは感情的議論を超えたところで発信できるように、精進したいところ。

end

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