今日はバタバタしたな。細かい作業がたくさんあった。諸手続きがたくさんあった。折衝と言うか話し合いもあった。でも全て上手くいって良かった。
ところでアフガニスタンで日本人、NGO職員が殺されてしまった。解放されたとかされないとか、情報が錯綜していたから、余程状況が混乱していたのだろう。これは仕方が無い。写真を見ると純朴そうな人じゃないか、現地の人々と同じ様な格好をして。彼と一緒に過ごしていた村人達は、犯人に対して開放を求めたそうだ、村を挙げて。良い仕事をしていたことだろうと思うといたたまれない。
自分もかつて同じ様な状況にいたので(退避勧告の出ている地域で活動したこともある)、今回の事件はどうも他人事には思えない部分もある。きっと治安の悪化するアフガニスタンで、彼は、多くの経験をしたのだろう。無念の死を遂げたことと思う。安らかに眠って欲しい。
しかし。そういった活動は、そしてそういった活動を支援する団体は、勇気を持ってそれを自粛すべきであると思う。かつてイラクで邦人が数人誘拐された後に開放された時も、そう思った。本人達は国境を越えて活動していると思っていただろうが、現在の世界のシステムでは、国境は厳然と存在するからだ。勝手な思い込みをしてはならない。
今回その男性が所属していた団体は、ある医師が主宰している。医療だけでなく、灌漑をしたり、多岐に亘って活動をしていたのは知っていた。彼は、彼の団体は中立的だから何の事故も無く活動をしている、それは憲法第九条を持つ日本人だからこそ出来ることだ、だから敵視されないのだ、と護憲派の言論で知られている。それが今回覆ってしまった。
治安に関する認識が甘かった、らしい。しかし、なんとも悲惨な結末になってしまったと思う。
end
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