なんだかんだで、2-3ヶ月続いた業務が今週末で一段落するから、ちょっとホッとしている。とは言え来週早々新しく始まることもあるから、それは楽しみにしている。今回終了の業務は、最初少し心配もしたものの概ね上手くいったと思う。特筆すべきは、出入り先の企業と緊密な関係を保ちながらできたということ。これは今までにない成果だと思う。良かった。と同時にその企業内外のいろんな動きや人々の様子も観察できたのは、とても興味深かった。そこでいくつか気が付いたことを挙げる。
- Frommという人が言うところのseparatenessというものが、現代社会に蔓延しているようだ
- そのseparatenessを隠蔽するかのごとく、様々な形態の財もまた入手可能である
- 物的側面と心的側面の充足があるとすれば、両者の関係はトレードオフとまでいかないものの、両立するとしてもある程度の水準に留まることが多く、そこを超えていけるかいけないかが、課題である
- 知識獲得や真理の追究にはきりがなく、そしてそれらが不在或いは半端であっても、実際物事は動く。しかしながら理解が有るのと無いのでは、手段、目的、結果の質が異なる
- 理解は人それぞれ異なり、そこに一致する領域を求める必要がある。そしてその可能性拡大の為に発信する必要があるが、自ら一知半解であるという前提の上にそうしなければ、互恵的発展は見込めない
- レトリックの威力は計り知れず、それはあらゆるところに浸透している
- acknowledgement, reporting, flexibility, knowledge, practice, critical thinking, creativity, self-esteemは、レトリックによっては獲得できないにも拘らず、レトリックによって獲得したような錯覚を意識的或いは無意識的に作り出すことが出来るが、その錯覚を意識した時に本当の力が試される
- 後付け的要素のあるもの、例えば経歴、権威その他は、物事の真贋がますます分かりにくくなるにつれて、より一層重視されるようになるだろうが、これはさながらモダニティからポストモダンへ以降した一連の流れの逆流である。そこに社会の混迷が見られる。つまりポストモダンの先に進むことを、多くの人々は自らの選択でできるようにならなかったということであり、それは脱個人主義、つまりポスト・ポストモダンの停滞或いは逆行と言えなくも無い
- 個人的な話だが、コーヒーはやはりそれ程好きじゃないことを確認した
今夜と明日の夜の打ち上げが楽しみだ!
end
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