Friday, 17 August 2007

離島

日本の各地で記録的な猛暑だったらしいが、「記録的な猛暑」という言葉を毎年のように聞いているような気がすると思ったら、平成に入ってから何回か最高気温の記録が塗り替えられたらしい。

数日間、ある離島に行ってきた。電車、長距離バスと船を乗り継いで、片道5時間弱。噂どおり何も無い島々であったが、豊富な海産物に舌鼓を打ってきた。食材は新鮮そのものだから料理はとても美味しかった。宿泊先で出される食事は、盛り付けも美しい日替わりの海産物フルコースであった!それだけでなく、離れ小島で食べているということもあって、とても良い雰囲気だった。島民のほぼ全員が漁業或いは観光に携わっている様子だが、観光客が減るであろう冬季はどうしているのだろう、と考えた。あと当たり前のことなのだが、島々では自分の話す言葉が普通に通じたので、なんだか少し不思議な気がした。

それにしても昨夜は寒かった。Tシャツで外に出たら一瞬で鳥肌が立った。夏が来たなと思っていた矢先の、気温変化だ。気温だけでなく、変化のあまり無い日常に突然大きな変化があると、その時は驚くけれども、いつの間にか変化後の状況なりが日常になる或いはならざるを得ないことがある。例えば、インターネットの普及によって、世界中の情報収集やメール連絡ができるようになったのは比較的最近の話だが、以前から考えると夢のような話だ。また、米国同時多発テロの記念日がもう少ししたらやってくるが、テロ以前の自分達から見ると、今の自分達は未曾有の事件を目撃してその後の不安定な国際情勢の中で暮らす人々である。これからどんなことが起こるだろう、どんなことを自分がしでかすだろうと思う。肌寒い朝にこんなことを思う。初秋は好きだが、もう少し、暑い夏を肌で感じたいところ。

下は、自分の乗った船の横について飛ぶかもめ。

end

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