最近涼しくて気持ちが良い。ひんやりシャキッとするのが良い。数年に一度の規模で服飾品をいくつか新調した。大事にしよう。
それにしても本って、一度読むだけでは全く足りないな。特に内容の深くて濃い学術書。二度目で漸く個々のargumentが全体の構成の中に見えてくるような気がする。しっかりメモを取りながら読むことにしているけど、それでも後で見直さないとしっかり頭に入らない。頭の整理が必要。
頭の整理と言えば、一つ課題を設定してみた。自分は人前で話すことについてはあまり抵抗は無く、むしろ好きな方だと思う。まさかこんな自分になるとは思っていなかったのだが。そこでだ。その技術を磨くようにしたいと思う。そのためには事前準備が必要。そして漫然とするのではなく、できるだけ多くのことがらについてそれなりに話せるような訓練が必要だと思う。それが出来る人って、案外少ない。もちろん人前で話すということだけに関して言えば、それが出来る人、それを職業にしている人は多い。でも何と言うか、機械的ではない話し方がある。シンポジウムに来ていた研究者の一人は、それが大変上手だった。もう一人、やはりシンポジウム講師の農業後継者男性。彼の話が一番アカデミックでは無かったが、一番反応が良かった。思うところをがっちり伝えてくれたからだろう。(ついでに書くと、講師を囲んだ懇親会で、関係者なんだかそうでないんだか最後まで不明であったある人が、突然関係者のような顔をして雰囲気が壊れかけてしまったのだ。気が付かない人はいるものだ。いや、本人もなんとなくそれに気が付いているような気もする。しかしああいう人も必要だろうと思う。そのような存在によって他人のこととか、自分自身のこととかが見える。)
ところで来週は社会調査にも出かけるので、チラッと参与観察の本を読もうかな。でもなかなか時間が無いんだよな。とは言え読書計画を立てながら、地道に一歩ずつ進むしかない。そして時々ジャンプしてみる。
今日はいろいろ話が飛ぶけど、基本的に社会科学、特に社会学は社会や人人の連帯がその中心概念。しかし概念を使った遊びではないことに、いつも注意する必要がある。ハワイで出会った米軍将校のことを考える。彼はやはり社会学を専攻した人であるが、軍隊の中でその知見が、特に部隊の人員管理の面で役に立っているとのこと。そういった実践で知見を活かせるのが一番だ。
北欧と米国で学界があるから、それに出席したいと考えている。提出書類の準備をしよう。
end
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